2016明治安田生命J2リーグ 第25節

Pikaraスタジアム
入場者数:11,376人
カマタマーレ讃岐
  • 木島 徹也 (6'), 馬場 賢治 (41')
セレッソ大阪
  • ソウザ (77')
2-1
2-0 0-1

カマタマーレ讃岐

GK 1 清水 健太 68'
DF 14 アラン
DF 9 我那覇 和樹
DF 30 エブソン
MF 19 仲間 隼斗 88
MF 5 渡邉 大剛
MF 7 永田 亮太
MF 11 馬場 賢治 41'
MF 2 小澤 雄希
FW 10 高木 和正 74' 90+4
FW 13 木島 徹也 6' 59' 78

サブ

GK 24 瀬口 拓弥
MF 6 藤田 浩平 88
MF 15 綱田 大志
MF 25 岡村 和哉 90+4
MF 26 山本 翔平
FW 29 森川 裕基 78
FW 33 木島 良輔
監督 北野 誠

セレッソ大阪

GK 21 キム ジンヒョン
DF 5 田中 裕介 35'
DF 14 丸橋 祐介 59' 86
DF 15 松田 陸
DF 23 山下 達也 69'
MF 6 ソウザ 77'
MF 13 丸岡 満 46*
MF 18 清原 翔平 66
MF 41 山口 蛍
FW 9 杉本 健勇
FW 11 リカルド サントス 62'

サブ

GK 27 丹野 研太
DF 3 茂庭 照幸
DF 4 藤本 康太
MF 7 関口 訓充
MF 24 山村 和也 46*
FW 20 玉田 圭司 66
FW 29 澤上 竜二 86
監督 大熊 清
試合経過
岡村 和哉 (in) 高木 和正 (out) 90+4'
藤田 浩平 (in) 仲間 隼斗 (out) 88'
86' 澤上 竜二 (in) 丸橋 祐介 (out)
森川 裕基 (in) 木島 徹也 (out) 78'
77' ソウザ
高木 和正 74'
69' 山下 達也
清水 健太 68'
66' 玉田 圭司 (in) 清原 翔平 (out)
62' リカルド サントス
木島 徹也 59'
59' 丸橋 祐介
木島 徹也 6'
46*' 山村 和也 (in) 丸岡 満 (out)
馬場 賢治 41'
35' 田中 裕介

シュート数

8 25
    木島 徹也 (6'), 馬場 賢治 (41')
    ソウザ (77')

ゴールキック

15 3

コーナーキック

0 14

直接フリーキック

10 17

間接フリーキック

2 2

オフサイド

2 2

ペナルティキック

0 0

監督コメント

  • 【ハーフタイム】
    ・まず落ち着いて1点を取りに行こう
    ・DFは不用意にボールに飛び込まず、しっかり対応しよう
    ・サイドを起点に攻撃しよう
  • 【試合後】
    「ある意味、向こうの狙いを学ぶ力がなくて2失点目が非常に残念だったと思います。(丸岡)満については、この壁を越えるか、というところで、戦術の中でなかなか攻撃の起点になれなかったので、(前半で)交代させた。後半は自分たちのペースでできたと思うけど、2失点目の、同じミスで飛び込んでしまったDFラインのプレーは…(反省が必要)。前節の3失点目は点を取りに行った中での失点だけど、今回に関しては、向こうの狙いに嵌ってしまったというところは残念。かなりケアしながらやられてしまったことを謙虚にもう一度見て、検証したい。我々に対してはそこを狙ってくると思うので、そこのリスクマネジメントを対処した上で、後半のサッカーを90分できるように。原点に帰ってやりたいと思います。下を向いている時間はないので、全員で結束して一丸となって、これからまたサポーターとともに戦いたい。今日もたくさんのサポーターが来てくれたにも関わらず勝利を届けられなくて申し訳ないです。しっかりと次の試合に向けて準備をしたいと思います」

    ─後半、1点を返して、悪くない流れだったと思うが、3枚目の交代の狙いは?

    「マル(丸橋祐介)も悪くはなかったんですけど、相手はかなり(守備の)枚数をかけていたので、澤上(竜二)を入れてでも、右からのクロスからこじ開けようという狙いがあった。なかなかそこまでは行くことはできなかったけど、彼は彼なりによくやってくれたと思います。(杉本)健勇を中に入れて、(澤上は)不慣れなポジションだったけど、あれだけ相手も枚数をかけていたので、我々も枚数をかけないといけない。真ん中も割れていたし、彼の点を取ることを期待した。それと、ウチに左利きはあまりいないので、思い切った速いクロスにも期待した。人数をあれだけかけてきた相手の守備をどうにかこじ開けたいと思った。これから(警告)累積を含めて、左利きは少ないし、なくはないポジションだなと前から思っていた。これから、いろんな意味での成長を促していかないといけないかなと思います」

    ─1試合を通じて4枚の警告を受けたが、そのあたりについては?

    「相手の挑発に乗ってしまった部分もある。これだけの観客が入った中で相手はかなり激しく来ていたが、そこを冷静にサッカーで返すことができなかったことは反省する部分。ファウルっぽい場面もあったが、サッカーで返すことが大切。冷静さを欠いて、向こう(の土俵)に乗ってしまった。もう少し冷静かつ、大人の対応をすべきだったと反省する部分です」

選手コメント

  • ●ソウザ選手
    「相手に守備を固められたなかで、何回も外からシュートをチャレンジした。ヘディングで惜しいシュートもあった。負けたけど、最後までみんなが全力を出して戦った。今日は相手がリトリートして、中にDFもいっぱいいたので、サイドから攻撃を狙う形になった。得点の場面に関しては、真ん中で玉田さんとワンツーして奪った形でした。前半からロングシュートのチャンスはいっぱいあったので、そこで1本決めることができれば、と思います。自分たちもいいプレーをしたとは思うが、今日は結果が付いて来なかった。
    (Q:守備で、カウンターのリスク管理が少し甘かったのでは?)
    そこは、監督が次に向けて修正してくれると思います」

    ●丸岡満選手
    「自分が何をしたら相手は嫌がるのか、もっともっと試合のなかで理解してプレーしないといけないと感じました。前半で替えられましたけど、落ち込む必要はないと思うし、次節以降も出られるように練習からアピールしていきたいと思います。
    Q:前半で交代となったことは、納得しているか?
    はい。消えてしまったというか、思うようにボールを触ることができなかったので。持ったとしても、相手に持たされている感じもありました。あそこでもっと違いを出せるようにしないといけない。チームメイトからも『もっともっと、がむしゃらにやってもいいんじゃないか』と言われましたし、もっともっとボールを呼び込んでプレーしないといけない。がむしゃらに、怖がらずにやらないといけない。自分が合わせるのではなく、周りが合わせてくれるくらい、プレーの質を上げていきたいと思います」

    ●杉本健勇選手
    「相手がボールを奪ってから速いことは警戒していたけど、そこでやられてしまったことは反省しないといけない。(1失点目は)自分が失ったところから失点してしまった。一瞬、みんな『ファウルかな?』と思って止まってしまった部分もあると思います。自分も含めて切り替えないといけなかった。甘さが出ていたと思うので、反省しないといけません。試合全体を見ても相手にカウンターでやられていた部分も多かったし、今日は負けだと思います」

    ●田中裕介選手
    「失点場面は、してやられたというか、少し足が止まったなかで裏を取られた。2失点目も進入を許してしまった。2失点とも相手のストロングポイントであり、2点を与えたことで勝つ上では厳しくなった。
     攻撃に関しては、クロスまでは行くシーンもあったけど、相手DF3枚は人に強いストッパータイプが揃っていたので、どこかでニアに引っ張ったりしないといけなかった。待ち構えてヘディングでズドンは、こういう相手には難しい部分はあった。
     後半、スクランブルで1点は取りましたけど、中の攻撃の枚数を増やすとか中の動きを増やすとか、この先、勝っていくためにはクロスだけではなく中から攻める部分も必要。クロスという武器は持ちながら、FWと中盤の関係を含めて、そういう(中から崩す)攻撃も詰めていかないといけない。最後は、相手も引いていたので自分も前に上がりましたけど、相手も必死に守ってきた。今日に関して言えば、先に相手に2点を与えてしまったことが敗因。ただ、この先も試合は続くので、ここで崩れずにやっていきたいなと思います」

    ●玉田圭司選手
    「(Q:玉田選手が入って攻撃の流れは生まれたと思うが、ベンチからこの試合をどう見ていたか?)
    相手は引いてくるからボールは持てている感覚はあったと思うけど、相手としたら持たせている部分もあったと思う。クロスを上げてくることはわかっていたと思うから、そこで跳ね返して、拾って、カウンターにつなげることが相手の狙いだったと思う。そこにハマってしまった部分もある。クロスもピンポイントで合えば得点にもつながったと思うけど、外から見ていて、相手も割り切っていたし、(クロスは)跳ね返されていたから、相手の急所を突くパスが有効になると思った。そういうところはどんどん狙っていこうと思ってプレーしていた。それが得点にもつながったけど、点を取ってから、前に人数を増やしてロングボールが多くなった。1点を取るまでの戦い方を(最後まで)続けていれば、追いつくなり、そういうこともできたんじゃないかなと思う。
    Q:ミドルシュートも少し多かったのでは?
    ミドルシュートも有効だし、特にソウザはいいシュートを打つからチャンスにはなっていたけど、それ以外にももう少しバリエーションを増やそうと思った。見ていて、ソウザには持たせてもいいみたいに相手は思っていたと思うし、その裏をかく攻撃がウチには少なかったと思います」

試合後記

  • 夏休みに入って最初の日曜日。カマタマーレ讃岐のホーム・Pikaraスタジアムに詰めかけた観客数は、讃岐のクラブ史上最多となる11,376人。そんな大声援を背に勢いよく試合に入ってきた讃岐に対し、セレッソ大阪は試合の立ち上がり、受け身に回ってしまう。すると6分、杉本健勇が馬場賢治にボールを奪われ、仲間隼斗からのパスに抜け出した木島徹也にあっけなく先制ゴールを許してしまった。「自分が失ったところから失点してしまった。一瞬、みんな『ファウルかな?』と思って止まってしまった部分もある。自分も含めて切り替えないといけなかった」と杉本が振り返ったように、セレッソとしては、セルフジャッジでプレーを止めてしまった隙を突かれた、もったいない失点だった。

     その後は、守備ブロックを作る讃岐に対して、セレッソはボールをつなぎながらサイドに展開、クロスから得点を狙うも、中を固めた讃岐DFに跳ね返される場面が目立つ。クロス以外にもソウザがミドルシュートで再三こじ開けにかかるが、讃岐GK清水健太に防がれる。3試合連続でトップ下での先発となった丸岡満も「思うようにボールに触ることができなかった。持ったとしても、相手に持たされている感じもあった」と効果的にボールを受けることができなかった。讃岐の守備組織を崩せないでいると、41分にセレッソは再びカウンターから讃岐に追加点を与えてしまった。

    「ケアしながらやられてしまったことを謙虚にもう一度見て、検証したい」。試合後に大熊清監督もそう話したが、縦に速い讃岐の攻撃はチームとしても十分に理解していたはずが、「相手のストロングポイント」(田中裕介)でやられた2失点は、大いに反省が必要だ。

     後半開始から大熊監督は丸岡に代えて山村和也をピッチに送る。ソウザをトップ下に上げ、山村と山口蛍のダブルボランチに中盤の構成を変えて反撃態勢を整える。前半に比べて攻撃の位置が高くなったセレッソは、前半以上に讃岐を押し込み、ゴールに迫る。53分には杉本が、65分には清原翔平が、それぞれカットインからシュートを放つも決め切ることができない。それでも、66分に清原に代わってピッチに入った玉田圭司が攻撃に変化を付けると、得点の匂いは増していった。「外から見ていて、相手も割り切っていたし、(クロスは)跳ね返されていたから、相手の急所を突くパスが有効になると思った」とベンチで戦況を見ていた玉田は、その言葉通り、相手にとって嫌な位置でボールを受けると、鋭いドリブル突破やスルーパスで好機を演出。77分には相手を背負いながらソウザへパスを通すと、ソウザが一度はDFに当てながら、その跳ね返りをゴールに押し込んで、セレッソが1点を返すことに成功した。

     このまま一気に同点まで持ち込みたいセレッソだったが、祈りにも似たスタジアムの後押しを受けて戦ったこの日の讃岐は、守備での集中力も最後まで高かった。試合終盤、大熊監督は丸橋祐介を下げて澤上竜二をピッチに送った。「相手はかなり守備の枚数をかけていたので、(左サイドの高い位置に)澤上を入れて、右からのクロスからこじ開けようという狙いがあった」と試合後に交代の意図を話したが、思うようにチャンスを作ることはできなかった。最後はGKキム ジンヒョンも前線に上がって執念の攻撃を見せたセレッソだが、ラストプレーとなったCKから、最後は澤上がオーバーヘッドで狙ったシュートがゴールライン手前で相手DFにかき出された瞬間、タイムアップ。シュート数では25対8、CKの数では14対0とセレッソが圧倒的に讃岐を押し込んだが、結果は1-2で敗れる形となった。

     ホームで逆転負けを喫した第16節 に続き、アウェイでも讃岐に敗れたセレッソ。苦い記憶を上塗りする結果に、試合後のセレッソサポーター席からは大きなブーイングが飛んだ。首位・北海道コンサドーレ札幌の背中が遠くなりそうな厳しい連敗となったが、「下を向いている時間はないので、全員で結束して一丸となって、しっかりと次の試合に向けて準備したい」と大熊監督。次節はアウェイでの京都サンガF.C.戦(現在5位)。自動昇格を争うライバルとの“決戦”は、勝利しかない。

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