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3/21 浦和戦 Pick Up Player【荻久保優里選手】

  • 3/21 浦和戦
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WEリーグ参入2年目の昨シーズンは、リーグ戦全22試合に出場して2得点。公式戦も全試合出場を果たすなど、飛躍の1年になった。危機察知力の高さと精度の高いパスを武器に左サイドバックでプレーすることが多かったが、中盤から長短のパスを操れる能力を生かしてボランチでもプレー。新境地を開いた感もあった。ピッチ内外でコツコツ努力できることも長所。「WEリーグ1年目やなでしこリーグ時代は筋肉系のケガも多かったのですが、やはりケガをしないことが選手としては一番大切。全体練習、ジムでの筋トレもそうですが、練習前の体のケア、体幹など、やるべきことはやるようにしています」とメンテナンスも怠らず、1シーズンをフルに駆け抜けた。

監督が代わった今シーズンは新しいサッカーに触れ、「今までにはない練習。今までも考えながらプレーしていましたが、プレーの質も判断もより高いレベルを求められるサッカーなので頭を使います。自分たちにとっては新しいプレースタイルが入ってきたので、走力プラス、今年のスタイルも身に付けば、自分たちの強みになります。食らいついて、積み上げていきたいです」と新シーズンへの抱負を述べた。もっとも、今季はここまでリーグ戦3試合、クラシエカップ2試合、皇后杯1試合と、わずかな出場にとどまっている。「レディースに初めて上がった時と状況が少し似ています」と置かれた立場を俯瞰し、「(外から見たら)マイナスのイメージかも知れないですが、自分と向き合う期間だと思っています。次の日、次の週、1ヶ月後とかにほんの少しでもいいから、できることが増えている選手になっていたい」との思いで日々、努力を重ねている。

FW以外はどこでもプレーできる器用さがある一方、自身でも「自分の秀でているところがハッキリしていない。強いて言うならボランチですが、ココ(で勝負する)というポジションが出てこない」と悩ましさも抱えている。DFライン、中盤、どこで出ても一定の水準でプレーできる能力をもつ一方、突き抜けるポジションがない。ユーティリティー性は長所であり課題。まさに表裏一体となっている。そうした中で、始動日には、「今年は前で勝負してみたい気持ちもあります」と語っていたが、最近の練習ではサイドハーフでプレーする機会も増えており、「中に入ってボールに絡む回数を増やしていきたい。前へ供給することや、アーリークロスでいいボールを上げていきたい」と意欲的に取り組んでいる。

トレーニングに向き合うストイックさではチームで1、2を争う中谷莉奈は、盟友の姿について、「出れていない時期が続いても、自分と向き合っています。出られないことに意識を向けるのではなく、自分を高める方に向かっています。出るためにはどうすればいいか。自主練でも『コレをやりたい』と積極的に誘ってきます。自分から課題を克服しようとしている姿を近くで見ているので、必ず実を結ぶ日が来ると思います」と仲間を想う。自身も昨シーズンは苦しい1年を過ごしたが、日々の努力を重ねたことで今シーズンがある。だからこそ、言葉に重みがある。荻久保もいまの時期を乗り越えることで見えてくる景色は必ずある。あとはピッチでいかに表現するか。クラシエカップでノックアウトステージ進出したことは、「自分としては試合に出るチャンスが増えたと捉えています」(荻久保)と前向きだ。グループステージ最終節となる今節、出場機会を得たら、守備も含めてチームの勝利に貢献するためにプレーすることは大前提に、「失敗を恐れず積極的に」(荻久保)プレーする姿が見たい。

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