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3/21 浦和戦 Match Preview

  • 3/21 浦和戦
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クラシエカップのグループステージ最終節。前節、ノックアウトステージ進出は決めたが、チームの成長を証明すべく“対浦和”2連勝を目指す

 
2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ第5節・三菱重工浦和レッズレディース戦から中5日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、再び浦和を今度はホームに迎え、2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージの最終節に挑む。

グループステージ突破に大手をかけて臨んだ前節。立ち上がりは守勢に回る展開を余儀なくされたが、前々節・アルビレックス新潟レディース戦と同様、選手一人一人の寄せも速く、相手に簡単には自由を与えない。20分に許した島田芽依のシュートは決定的な形だったが、山下莉奈がニアを消して対応。角度のないところから放たれたシュートはクロスバーを越えた。30分を過ぎたあたりからは前からのプレスも掛かり始め、敵陣に入っていく。34分、脇阪麗奈のCKをニアで浅山茉緩が逸らし、チャンスになりかけると、38分、先制に成功。再びCKのセカンドボールを百濃実結香が拾い、宝田沙織が対面の相手との駆け引きで前に交わしてクロスを上げると、ニアで高和芹夏がスルー、その背後で待っていた米田博美が冷静に枠に流し込んだ。後半は攻守にセレッソが主導権を握る時間も長く、落ち着いた試合運びを展開。57分に一度、前からのプレスを外されて決定機を作られたが、最後のシュートがポストに当たって事なきを得た。追加点こそ奪えなかったが、終盤はしっかり時間を使う強かさも発揮し、1-0で勝利。見事、WE参入後、浦和からの初勝利を敵地でつかんだ。この結果、セレッソは最終節を残し、全チームで唯一グループステージ突破を達成。今シーズンは皇后杯に続きクラシエカップでもベスト4進出となった。

ノックアウトステージ進出を決めた状態で迎える今節だが、決して“消化試合”ではない。「浦和に勝ったのは初めてということは自信にはなりました。でも1回勝つことはマグレであります。でも2回勝てば、それは力だし、成長した証になります。自分たちが成長しているということを次のゲームで証明したい」と松田岳夫監督。チームも選手も成長過程にあるからこそ、浦和との公式戦という貴重な機会をしっかり生かし、チーム力向上につなげていきたい。メンバーに関しても、「競争はどんな状況でもある。(出場機会は)トレーニングの中で掴んでほしい」と指揮官は選手たちに発破をかけた。17日にはAFC U20女子アジアカップタイ2026メンバーが発表され、田子夏海と新井萌禾が選ばれた。田子はクラシエカップのグループステージ第1節で2得点。開幕白星スタートに大きく貢献すると、新井も第2節では後半アディショナルタイムに決勝点。チームを連勝に導く立役者となった。グループステージ突破に貢献した両選手は今節の試合後にチームを離れる。大会での活躍に期待する一方、チームとしては3月23日から最大で約1ヶ月間、2人を欠くことになる。それだけに、チームの底上げという部分でも今節の公式戦で高めていきたい。

クラシエカップのグループステージ最終節となる今節は、レディースとしてはヨドコウ桜スタジアムの名称で戦う最後の公式戦となる。WE参入初年度、リーグ戦の初陣となった2023-24 WEリーグ 第1節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースでは1-0で勝利した試合後、「初めてうれし泣きしました。見えないプレッシャーがかかっていました」とキャプテンの脇阪麗奈は目に涙を浮かべた。また、WE参入後、初めてホームゴール裏を開放した2024-25 SOMPO WEリーグ第11節・INAC神戸レオネッサ戦では、4,754人のファン・サポーターが集まった中、この試合後に引退セレモニーが予定されていた善積わらいさんを笑顔で送り出すべく、同期の高和と百濃が奮闘。高和のアシストから百濃が決勝点を挙げるというドラマのような展開で逆転勝ちを収め、WE参入後、I神戸から公式戦初勝利をつかんだ。どんなときも常に背中を押してくれた“ヨドコウ”へ、感謝の思いも込めて、勝利で有終の美を飾りたい。


試合前日コメント

松田 岳夫監督


Q:前節でクラシエカップのグループステージ突破を決めたことについて
「(ラスト)2試合の内、『どっちかで勝てばいい』と考えた時点でやられてしまう。前節、トーナメントのつもりで挑んで、100%の力を注ぎました。選手たちがそれを表現してくれて、すごくいいゲームができました。結果はポジティブに捉えています。ただし、次の試合を迎えるにあたって、『ノックアウトステージ進出が決まっているから』という気持ちがどこかにあれば、それはしっかり潰して臨みたいです」

Q:ターニングポイントという意味では、前々節・アルビレックス新潟レディース戦に向かう1週間でしたか?
「そうですね。ハードワークと言ってしまえば単純ですが、『守備って何なの?』と問いかけた時に、『一番はインターセプトでしょ』と。そこがしっくりきたようで、まずアプローチが速くなった。元々、意識させているプレスバックやカバーリング、コンパクトの質を上げる部分でも、連動して表現できている。行き過ぎてしまうところもあるけど、そこは積極性とみて、いい効果が出ていると思います」

Q:ノックアウトステージ進出は決めましたが、チームの成長を考えると大事にしたい試合だと思いますが、今節へ向けたモチベーションについては?
「WE参入後、浦和に勝ったのは初めてということは自信にはなりました。でも1回勝つことはマグレであります。でも2回勝てば、それは力だし、成長した証になります。自分たちが成長しているということを次のゲームで証明したいと思います。何が通用して何が通用しなかったのかは検証しないといけないし、通用した部分でも、それをコンスタントにどんなゲームでも出せるかと言えば、そうではない。このチームの課題は、持っている能力を出し切れないこと。一番大事なことは、勇気を持って、積極的にプレーすること。成長できているかどうかは、次のゲームで分かると思います。考え方によっては、『(普段)試合に出ていない選手にチャンスを』と思いがちですが、『チャンスは待っていても来ないよ』と。チーム内の競争はどんな状況でもありますし、(出場機会は)トレーニングの中で掴んでほしい。(全選手に)『トレーニングの中でアピールしてくれ』という話はしました」


荻久保 優里選手


Q:出場機会という部分では思うようにつかめないシーズンになっていますが。現状について
「コンディション的には試合に出ている、出ていないでは差があるので、そこは難しいところですが、練習でプレーの強度を出すこともそうですし、どう他の選手との違いを出すか、ということを考えながらやっています。(違いとは)ボールをもらう前の駆け引きや、ポジショニングで優位性を取るとか、元々の能力というより、考えてプレーすることを意識しながらやっています。あと、自分の特長として、味方をいかに使うか、パスを供給する側としてやってきました。展開するボランチ、配球するサイドバック、起点を作るプレーが主体だったのですが、それだけではなく、ボールを持った時に運びながら相手を引き寄せたり、自分から仕掛けながら動き出すことも必要かなと思っています。どのポジションでも前に行けるポジショニング、常に前の人と関わること、前向きにプレーすることを意識しています」

Q:クラシエカップのグループステージ突破は決まりましたが、ここからまたチームの競争もあると思います。今節に向けた意気込みをお願いします
「ガムシャラにやることは大前提ですが、失敗を恐れず自分から積極的にボールを受けたり、呼ぶ声だったり、チームを盛り上げることだったり、ピッチ内外で自分を示していけたらと思います」

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