3/8 新潟L戦 Pick Up Player【四本帆夏選手】
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アウェイで行われた2025/26 SOMPO WEリーグ第7節のアルビレックス新潟レディース戦でWEデビューを果たした次代のセンターバック。クラブの公式戦最年少出場記録を更新すると、翌節のサンフレッチェ広島レジーナ戦で初先発。そこからリーグ戦は9試合連続でスタメン出場を続けている。高校1年生ながら屈強なフィジカルと冷静なフィードを併せ持ち、ここまでフル回転。もっとも、試合に出始めた当初は「何も考えずにやれていた部分もあって、恐れることもなかった」とがむしゃらにプレーしていたが、試合を重ねていく中で、一つのプレーが失点につながる怖さも経験した。直近の公式戦2試合でも失点に絡み、「チームの皆さんに申し訳ない」と反省の言葉を口にした。それでも松田岳夫監督は、「ミスを恐れて消極的なプレーになってほしくない。あくまで積極的にプレーすることを心掛けてほしい」と語る。「例えばインターセプトを狙うにしても、色んな情報を集めて、その中から予測して、判断して、決断して、プレーを実行する。そのプロセスをもっと覚えていかないといけない。今は少ない情報の中でやらざるを得ないけど、それはミスしながらでも経験で身に付けていくしかない」(松田監督)と説く。最初から怖がって引いてしまえば、得るものも少ない。「最初から『無理だ』と思うのではなく、どこまで前で奪いに行けるか追求してほしい」(松田監督)と積極的なプレーを促す。高校1年生で大人の試合に出続けることは、肉体的な疲労はもちろん、精神的な疲れの方が「大きい」(四本)。それでも、「ここで崩れないように、立て直す力が必要になってくる。勇気を持ってプレーしたい」(四本)と前を向く。チームも自身も苦しいこの時期を乗り越えることができれば、成長の階段を一つまた上がっていける。
今年1月に行われたU-17日本女子代表のポルトガル遠征ではスイス戦、ポルトガル戦の2試合に出場し、いずれもキャプテンマークを巻いた。5月にはFIFA U-17女子ワールドカップの出場権を懸けたAFC U-17女子アジアカップも控えている。四本と同学年で、リーグ戦の第15節でWEデビューを果たした池田柚葉は、「すごく刺激になっています。自分も早く同じ舞台で活躍したい。背中を追いかけて頑張りたい」とポジションは違えど切磋琢磨で上を目指す。同じく四本と同学年の玉村海乃も「帆夏はスタメンで出ていて凄い。昨年は一つ上の代表にも呼ばれて、尊敬しています」と率直に話す。WE全体を見渡しても、同世代の中では突き抜けており、高校1年生として積んでいる経験値としては計り知れない大きさだ。もっとも、試合に出ている以上、“良い経験”で済ますことはできない。それは誰より自分自身が理解している。ホームで戦った新潟Lとのクラシエカップ第2節では、意表を突いた自身のミドルシュートが相手GKのファンブルを誘い、後半アディショナルタイムでの劇的な勝利につなげた。ただし、直近の新潟Lとのリーグ戦では先制した後、自身が振り切られたところから失点した。その反省を生かすべく、「クロスも警戒しながら、背後を取られないことを頭に入れて守備をしたい」と今節に向けたポイントを話す。すぐにやり返す機会が訪れたことをプラスに捉え、アウェイの地に挑む。