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12/7 名古屋戦 Pick Up Player【田子夏海選手】

  • 12/6 ラブリッジ戦
  • メディア


WEリーグでプレーして2シーズン目となる今シーズン。その成長速度は目を見張るモノがある。当たり負けしないフィジカル、ボールを収めた状態から前を向いて運ぶ突破力、遠めからでもゴールを狙えるシュートレンジの広さ。1試合ピッチに立てば確実に複数のシュートを放ち、ゴールに向かう様(サマ)は「大砲」(松田岳夫監督)と呼ぶにふさわしい破壊力を秘めている。もっとも、直近の公式戦、クラシエカップのグループステージ第2節・アルビレックス新潟レディース戦では前半45分で交代となる悔しさも味わった。「攻撃は関われることも多く、ゴール前に進めたのですが、守備でチームにスイッチを入れることができなかったり、1発で裏をやられたシーンもありました。守備でもチームのために運動量を増やして貢献するところが足りなかった」(田子)と振り返る。代わって後半から入った同学年、新井萌禾の復帰も刺激になっている。「同じポジションだったりするので、負けられない思いはあります」(田子)。2人の切磋琢磨と共演は、シーズン後半に向けてチームの大きな注目ポイントになりそうだ。
 
皇后杯では、愛媛FCレディースでプレーした一昨年、昨年とゴールを重ねている。高校2年生で迎えた2023年度の第45回大会では、2回戦で新井も出場した十文字高校を4-0で破り、1得点。4回戦では藤枝順心高校を3-1で下して1得点。試合には1-2で敗れたが、5回戦では格上のマイナビ仙台レディースからも1得点を奪った。大会3得点は、同大会の得点ランク5位タイという立派な数字だった。高校3年生で臨んだ前回大会でも、5-0で勝利した3回戦でバニーズ群馬FCホワイトスターから先制点を奪っている。まさに「点を決めないと勝ち上がれない」(田子)トーナメントでの勝負強さを遺憾なく発揮している。また、この2シーズンは、なでしこリーグ1部で朝日インテック・ラブリッジ名古屋とも対戦。直近で当たった昨シーズンの最終節では1得点を決めた。もっとも、その試合では90+2分に勝ち越しゴールを決められ、2-3で敗れている。そこから1年、WEリーグで研鑽を重ねている現在の力を発揮して、成長を示したい。名古屋との対戦に向けて、「(当時は)最後まで粘って勝ち切る強さを感じましたが、今回こうして再び戦えるので、絶対に勝ってベスト4に進みたい」と闘志を燃やす。名古屋の下剋上を阻止すべくチームの先頭に立ち、準決勝進出に導く。

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