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10/26 N相模原戦 Pick Up Player【高和芹夏選手】

  • 10/26 N相模原戦
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いよいよ始まる今シーズンのWEリーグ クラシエカップ。その初戦、チームの火付け役として期待される選手が高和芹夏だ。昨シーズンの同大会では、第4節のジェフ千葉レディース戦で、後半から出場して26分間でハットトリックを達成。大会全体でも4得点を挙げ、2024-25 WEリーグ クラシエカップの得点王に輝いた。WE参入1年目、チームにとって初の公式戦となったノジマステラ神奈川相模原とのWEリーグカップ第1節では、クラブの歴史に刻まれるファーストゴールも決めた。まさに“カップ戦女”と呼ぶに相応しい活躍を過去2シーズンで見せてきた。
 
レギュラーの立ち位置でプレーしていた昨シーズンから一転、今シーズンはスタメンの機会は減っている。それでもリーグ戦の直近3試合では途中出場でパワーを注入。その存在を大いにアピールした。「今シーズンは途中から出る試合も多いですが、前半をしっかり見て分析して、後半から入る時は、悪い状況だったら流れを変えるプレーだったり、勝っていたらどう終わらせるかだったり、与えられた役割や出場時間でしっかりプレーすることを考えています。それを続けていけば、いつかスタメンや90分出るチャンスもあると思って頑張っています」と現在の心境を語る。チームがシステムを4バックに変更したことも追い風だ。4-4-2のサイドハーフは、「サイドに張るだけではなく、中に入ってプレーする機会も多い。そうした中で、次第に(高和の)良さも生きてくるようになった」と松田岳夫監督は話す。以前はボランチを主戦場としてきた高和にとって、3-5-2のウィングバックより持ち味を出しやすいことは確か。右サイドバックに定着し始めた中西ふうとの連係は昨シーズン磨いた武器でもある。力を発揮する環境は徐々に整いつつある。
 
毎年、座右の銘が変わる。1年目は、「憧れるのはやめましょう」。2年目は、「満点は星空だけでいい」。そして今シーズンは、「ケセラセラ(なるようになる)」。自身でも、「3年連続、変わる人はいないですよね…」と苦笑いしつつ、「その年、その年のトレンド?(笑)、気になる言葉を選んでいます。今年に関しては、Mrs. GREEN APPLEが好きで、ケセラセラという曲がいい歌で、『人生なるようになる』みたいな思いです」と明るく話す。毎年、変わる言葉を座右の銘と呼んでいいのかどうか…という疑問はさておき、根底にある気持ちは「どんな時でも前を向くことの大切さ」だろう。「ハードワークもできるし、気持ちの強いところが彼女の良さ」と指揮官も認めるガッツあふれるプレーが信条。球際に強く、守備でボールを奪い切るアグレッシブなプレーも持ち味だ。「闘争心を出して、チームにプラスの影響を与えたい」と自身も話すように、気持ちの面で味方を鼓舞できる選手でもある。N相模原戦では、冒頭に記した初年度のカップ戦に加え、昨シーズンもリーグ開幕戦でゴールを決めている“ノジマキラー”でもあるだけに、今節も期待がかかる。チームきってのムードメーカー。ネットを揺らした際は、でんぐり返しからのバージョンアップを図るゴールパフォーマンスにも注目だ。

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