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10/26 N相模原戦 Match Preview

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今節から始まるWEリーグ クラシエカップ。タイトル獲得を目指し、好スタートを切りたい

 
今節から2025/26 WEリーグ クラシエカップが始まる。WEリーグ主要タイトルのひとつでもあるクラシエカップ。セレッソ大阪ヤンマーレディースとしても、WE参入後、初のタイトル獲得を目指し、1戦1戦を戦い抜く。
 
WEリーグ12チームを3つのグループに分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦を行うグループステージ。セレッソは、ノジマステラ神奈川相模原、アルビレックス新潟レディース、三菱重工浦和レッズレディースと同組。各グループの1位(3チーム)に加えて、2位のうち成績上位の1チームの計4チームがノックアウトステージに進出できるだけに、初戦から必勝を期して臨みたい。また、クラシエカップの特別ルールとして、90分で勝敗がつかなかった場合にはPK戦が実施され、PK戦の勝利チームには勝点2、敗戦チームには勝点1が与えられる。引き分けがないだけに、サポーターにとっては最後までハラハラドキドキの楽しめる展開になりそうだ。
 
直近のリーグ戦では浦和に0-4の敗戦を喫した。そこで出た課題を精査して今節に臨むことも大切だが、カップ戦の第1節へ向け、「引きずらず、気持ちとしては落ち込み過ぎず、リセットして、チーム全員でいい試合をして勝ちたい」と高和芹夏は意気込みを話す。カップ戦の捉え方について松田岳夫監督は、「大会が違うから(ガラッと)メンバーを入れ替えます、というのではなく、あくまで競争」と位置付ける。日程的にも余裕がある分、大幅な選手の入れ替えというよりは、日々の競争に勝った選手たちがピッチに並ぶことになる。「もちろん、一つの大会なので、初戦に勝つことはすごく大事だし、しっかりと結果を出すことによって、次のリーグ戦に向けても勢いが付く。いずれにしても、積み上げている段階なので、1試合1試合しっかり戦います」と指揮官は決意を込める。チームが成長していく過程において、カップ戦もまた、大切な試合になることは間違いない。グループステージを勝ち抜くために、さらにはリーグ戦へ向けて選手層に厚みを出していくためにも、活躍する選手は一人でも多い方がいい。リーグ戦の前々節・ジェフ千葉レディース戦では後半32分から、前節の浦和戦では後半開始からピッチに立ち、躍動感を見せた宮本光梨は2試合ともゴール前で惜しいミドルシュートを放った。「ゴールに向かう姿勢はより強くなっています。チームとしてもシュート数は増やしていきたい。入らなくてもこぼれ球を狙ったり、打つことで相手も絞ったり、変化も起こる。今節に向けてもチャンスがあれば、シュートやゴールも狙っていきたいです」と話す。宮本はWE参入1年目、チームにとって初の公式戦となったN相模原とのWEリーグカップ第1節で見事なミドルシュートを決めている。その再現にも期待したい。
 
今シーズン、N相模原とはリーグ戦では第3節で戦い、勝利した。相手はそのリベンジも込めて向かってくると思われるだけに、セレッソとしても気を引き締めて臨みたい。初戦をホーム・ヨドコウ桜スタジアムでできることも力に変えて、2025/26 WEリーグ クラシエカップの好スタートを切る。
 

試合前日コメント

松田 岳夫監督


Q:前節・三菱重工浦和レッズレディース戦を受けて、チームの現状と課題について
「力の差はありましたが、一番(の課題)は、持っている力を出せるかどうか、という部分で、それが出せなかったこと。相手を恐れてプレーに制限がかかり、リミッターがかかって、自分たちのプレーを出せなかった。メンタル的な部分も大きいです。失点シーンを見ても、4失点とも崩されて、というわけではありません。自分たちのボールをミスで失って(失点につながった)。それはボールを持っている選手も悪いけど、周りが誰も受けようとしていないことも問題。『ここで受けたらミスをしちゃう』とか『相手が来るから受けられない』と勝手に判断して、そういうプレーになってしまった。そこで勇気を持てるかどうかが一番大事な要素。浦和の選手たちのプレーを見ると、相手を背負ってでも、まずは受けようとして積極的に動く。その動いた人に対して、次の人が連動する。ミスもあるけど、その動き出しや思い切りの良さで、ああいうプレーにつながっている。そこは見習わないといけません」
 
Q:自陣で失い、4失点を喫した一方で、後半はチャンスも作っていたが?
「ある意味、前半でカツを入れられて、目が覚めて、後半はリスクを負ってでも前に行こうとした結果、あのような内容になりました。ただ、それは自分たちで出した力ではなく、誰かに背中を押してもらって、出させられた力。その差は大きい。でも、後半は相手も困っている状況もあったので、自信を持って最初からできるかどうか。自分たちで火を付ける状態を出していけるかどうか。リーグ戦も前半が終わって、数字で見れば、(目標の)4位は届く数字です。そこに向かってみんなで勇気を持って戦えるかどうか。同じ方向に向かって大きなベクトルを作れるかどうか。それは次のゲームからやっていきたい。いいところは自信を持って継続していきながら、(課題として)明確になってきたことはもっと磨いて、メンタル面も含めて全てのゲームで自分たちの持てる力を出していければ、結果も付いてくると思います」
 
Q:クラシエカップ第1節・ノジマステラ神奈川相模原戦へ向けて
「考え方はリーグ戦と変わりません。『大会が違うから(ガラッと)メンバーを入れ替えます』というのではなく、あくまで競争。もちろん、一つの大会なので、初戦に勝つことはすごく大事だし、しっかりと結果を出すことによって、次のリーグ戦に向けても勢いが付く。いずれにしても、積み上げている段階なので、1試合1試合しっかり戦います」


高和 芹夏選手


Q:自身の現状について
「今シーズンは途中から出る試合も多いですが、前半をしっかり見て分析して、後半から入る時は、悪い状況だったら流れを変えるプレーだったり、勝っていたらどう終わらせるかだったり、与えられた役割や出場時間でしっかりプレーすることを考えています。もちろん、『スタメンで出てやってやる』という気持ちは常に持ちながらですが、それを続けていけば、いつかスタメンや90分出るチャンスもあると思って頑張っています」

Q:直近のリーグ戦3試合では途中からピッチに入り、気持ちも感じたが?
「見ている人にそう言ってもらえることも増えてきましたし、自分のプレーや気持ちを出せ始めていると思っています。ブレずにやり続けていきたいと思います」

Q:クラシエカップ第1節・N相模原戦へ向けて
「リーグ戦とはまた違う大会なので、前節、浦和に0-4で負けたことは引きずらずに臨みたいです。もちろん、ダメだったところや出た課題は修正しないといけないですが、気持ちとしては落ち込み過ぎず、リセットして、チーム全員でいい試合をして勝ちたいと思います」

Q:2シーズン連続、N相模原戦では得点を取っているが?
「まずゴールを決める位置にいることが大事。ゴールに近付けばチャンスも増えてきます。どんな形でもいいので、押し込んで、泥臭く取れたらいいと思います」

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