第5節
2026.3.15日
三菱重工浦和レッズレディース
0
AWAY
FULL TIME
1
浦和駒場スタジアム
0-1
0-0
セレッソ大阪ヤンマーレディース
米田 博美 (38')
浦和駒場スタジアム
1,422人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■松田岳夫監督
「苦しいゲームでしたが、サポーターの方たちと一緒に勝利することができました。熱い応援をいただき本当に感謝しています。ゲームの方は、前半の入りから守備のところではまらないシーンが多く、相手に優位に立たれました。それでもゴール前で体を張って我慢できたこと、苦しい中でも前半を1-0で折り返せたことが非常に大きかったです。後半は入りから少し修正した部分もありますが、我々のリズムを取り戻すことができました。そういう意味では、90分を通していいところ、悪いところ、自分たちが試合の流れを掴みながら処理できたと感じています。グループステージは突破できましたが、我々の力はまだまだ足りないことも多いです。まだまだ高まっていくチームだと思っているので、グループステージの最終戦、もう一度、浦和さんと戦いますが、しっかりとそこで成果を出して、次につなげていきたいです」
Q:後半の入りで修正した部分を具体的に教えていただけますか?
「まず守備のところでは、FWが頭になって、しっかりと守備を開始しようと入ったのですが、前半はただ勢いで前に行くだけ(になった)。後半はサイドに限定する形でファーストディフェンダーの意識を変えました。さらに、相手の背後への飛び出しやスピードを制限するために、主にサイドバックですが、相手選手との距離も修正しました。足元にパスを出させながら、自分たちの守備にはめ込んでいく。そういう形で守備は少しはまっていったと思います。攻撃のところは、前半は相手を恐れて、ボールを受けたがらなかった。ハーフタイムで自分たちがやるべきことを徹底し、『勇気を持ってボールを動かそう』と。ゲームの流れの中で、選手たちも少しずつ手応えを掴みながら修正できたと感じています」
Q:ここからクラシエカップの準決勝、決勝と向かっていくわけですが、セレッソ大阪ヤンマーレディースとして、この経験をどう成長につなげていきたいですか?
「やはり勝つこと、グループステージを突破すること、それは選手にとって非常に大きな経験になると思っています。ただ、今日も1試合を通して、前半から後半のようなゲーム展開をする。それがこのチームの成長にもつながります。まだまだ相手によって、状況によって、出せていない力は非常に多いので、それは謙虚に反省して、どんな状況でも100%の力を出せるようにしていくことが大事です。若い選手たちが成長するいい機会だと思いますので、成長につなげていきたいと思います」
選手コメント
■米田博美選手
Q:グループステージ突破を決めた今の気持ちは?
「率直に嬉しいです(笑)」
Q:値千金の先制点でした。ゴールの場面を振り返ると?
「ボールが来るところは見えなかったのですが、自分の前で、ニアで潰れてくれてボールが来たら決める準備はしていました。そうしたらボールが来たので、当てることを意識しました。いいコースに飛んで決めることができたので、嬉しかったです」
Q:前半の立ち上がりに押し込まれる時間もありましたが、1試合を通してしっかり守れていました。今日の守備で心掛けたことは?
「前節も勝ちたい気持ちをプレーに表すことを意識していた中で、今節の試合前も、松田さんから『前節以上のプレーをしないと勝てない』という話を受けてみんなで試合に入りました。意識はしていたのですが、前半は受けに回り、苦しい時間が続いたのですが、後半は受け身にならず、ボールホルダーに強く行くことができたので、良かったと思います」
Q:ノックアウトステージへ向けた意気込みをお願いします
「今日で突破は決めましたが、まだグループステージも1試合残っているので、そこでもしっかり勝って、ノックアウトステージに行きたいです。トーナメントでは、勝ち上がってきた勝負強いチームが来ると思うので、そうした相手にも負けないように、強い気持ちで戦いたいです」
■宝田沙織選手
Q:グループステージ突破を決めた今の気持ちは?
「とりあえず良かったという安心感があります」
Q:CKの2次攻撃で、縦に突破してのクロスから先制点を導いた場面を振り返ると?
「CKを蹴った後、セカンドボールが戻ってきて、2対2の状況だったので、仕掛けてクロスを上げることを意識しました。中で上手く博美が合わせてくれたので良かったです」
Q:後半はボールを持った時も落ち着いて運べていた印象です。自身の惜しいミドルシュートもありましたが、欲を言えば2点目が欲しかった?
「そうですね。欲を言えば2点目を取りたかったですが、1点をしっかり守り切れたことも良かったです」
Q:ノックアウトステージへ向けた意気込みをお願いします
「グループステージもまだ1試合あるので。今日と同じ相手との試合ですが、最後もしっかり勝って、ノックアウトステージに進みたいです」
■脇阪麗奈選手
Q:グループステージ突破を決めた今の気持ちは?
「グループステージ突破を今日で決めることができたことは大きいですし、とても嬉しく思います」
Q:前節に続きセカンドボールの反応も良かったと思います。チーム全体の守備は狙い通りでしたか?
「前節以上に戦わないと勝てないということで、全員が気持ちを強く持って球際も行けていました。セカンドボールの反応もチーム全体として良かったと思います」
Q:ボールを持った時も、落ち着いて運べていた印象です。今シーズン積み上げてきた保持の部分も浦和相手に示せたことは大きいのでは?
「前半はボールを動かす時間は少なかったと思いますが、後半はみんな自信を持って、余裕も出てきてボールを運べたし、前に前に強く行けたかなと思います」
Q:ノックアウトステージへ向けた意気込みをお願いします
「WEに参入してからタイトルを獲れていないので、初タイトルを獲りたいです。応援よろしくお願いします!」
■高和芹夏選手
Q:右サイドバックでの先発となりました。右サイドバックでのプレーはキャリアの中でありましたか?
「ほとんどなかったです。覚えている限りでは、なかったです」
Q:突破力のある丹野選手と激しくやり合っていましたが、対峙で心掛けていたことは?
「足が速くてどんどん仕掛けてくることは事前の分析でもあったので、丹野選手にボールが入る前にインターセプトを狙ったり、自分の得意な間合いに持っていって、仕掛けさせないことを意識しました。1対1では絶対に負けないようにと思って臨みました」
Q:WE参入後、浦和に初めて勝ったことについて
「バモです!(笑)」
Q:ノックアウトステージへ向けた意気込みをお願いします
「ノックアウトステージ進出が決まりましたが、来週の浦和戦もしっかり勝って、トーナメントでも1試合ずつ戦って勝って、タイトルへ向かって全員で頑張りたいです」
■山下莉奈選手
Q:グループステージ突破を決めた今の気持ちは?
「無失点で勝てたことは、チームとしても、個人としても、ディフェンスラインのみんなとしても、良かったと思います」
Q:前半の立ち上がりに押し込まれる時間もありましたが、守備も落ち着いていたと思います。チーム全体の守備で心掛けたことは?
「インターセプトとか、もう一つ厳しく、強く行くことは全員で意識していました。インターセプトを狙うということは、ディフェンスラインは前を狙っているので、自分は後ろのケア、背後のケアを常に心掛けていました」
Q:2試合連続クリーンシートについて
「ホッとしています(笑)」
Q:ノックアウトステージへ向けた意気込みをお願いします
「ノックアウトステージでも無失点で試合を進めることは大きいので、少しの隙も見せず、どの試合でも失点ゼロで終われるようにこれからも頑張ります!」











米田博美が値千金の先制点。守備でも隙を見せずに無失点を達成。WE参入後、浦和から初勝利を掴み、クラシエカップのグループステージ突破を決める!
2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ第4節・アルビレックス新潟レディース戦から中6日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは3試合連続となるアウェイで2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ第5節・三菱重工浦和レッズレディース戦に臨んだ。今節、勝利すればグループステージ突破が決まる大一番。先発は前節から2人変更。田子夏海と中西ふうが外れ、浅山茉緩が1トップ、高和芹夏が右サイドバックに入った。
立ち上がりは守勢に回る展開。7分、FKからのヘディングはGK山下莉奈が好セーブ。そこから与えたCKもセカンドボールのシュートを山下がしっかりキャッチ。攻撃では1トップの浅山が背後を狙う。10分、和田麻希のスルーパスに抜け出すと、相手GKも交わして前を向きかけたが、GKのブロックに遭い、惜しくも突破はならず。12分、13分と連続して浦和の左ウイング、丹野凜々香が仕掛けてきたが、対面の高和が対応。これまでのキャリアで右SBでのプレーは「覚えている限りでは、なかった」と話す高和だが、しっかりと体を寄せた。20分、サイドからのクロスに合わせた島田芽依のシュートは決定的な形だったが、山下がニアを消して対応。角度のないところから放たれたシュートはクロスバーを越えた。21分にも浦和に決定機。ただし、相手のシュートがDFに当たって吸い込まれかけたボールを山下が右手を伸ばして懸命にセーブ。ビッグプレーだった。グループステージ突破へ向けては連勝が必須の浦和の圧力に対し、序盤から守勢に回る展開が続いたセレッソだったが、30分過ぎからは前からのプレスも掛かり始め、つなぎながら敵陣に入っていく。34分、脇阪麗奈のキックをニアで浅山が逸らし、チャンスになりかけると、38分、先制に成功。CKのセカンドボールを百濃実結香が拾い、宝田沙織が対面の相手との駆け引きで前に交わしてクロス。ニアで高和がスルーした先に待っていたのは米田博美。「ニアで潰れてくれてボールが来たら決める準備はしていた」とグラウンダーのパスに対して右足をしっかり当てて、見事ゴール左スミに流し込んだ。ワンチャンスを生かしたセレッソ。ゴールの瞬間、米田を中心に歓喜の輪が広がった。「前半の入りから守備のところではまらないシーンが多く、相手に優位に立たれました。それでもゴール前で体を張って我慢できたこと、苦しい中でも前半を1-0で折り返せたことが非常に大きかった」と試合後に振り返った松田岳夫監督だが、まさに劣勢の時間をしっかり耐えたことが先制点につながった。
後半は開始から浅山に代わり田子夏海が入ると、前線で起点となった田子が時間を作りながらセレッソが押し込む回数を増やしていく。開始5分で3度CKを獲得するなど攻勢を強めると、前からの守備も機能。50分には連動した守備で高い位置でボールを奪い、脇阪のパスを受けた田子がシュート。惜しくもGKに防がれたが、良いシーンだった。56分にも前からのプレスでボールを奪い、和田麻希が右サイドからカットインしてシュート。良い入りをした後半だったが、57分にはプレスを外され浦和にボールを運ばれると、自陣左サイドを崩されて最後は中央の榊原琴乃に決定的なシュートを許したが、ポストの内側を叩いて救われる。こぼれ球も四本帆夏が大きくクリアし、難を逃れた。ヒヤリとした場面だったが、その後も慌てることなく自分たちのペースで試合を進めていく。65分には脇阪が高い位置で奪い、百濃実結香がミドルシュート。72分にも右サイドからのクロスがファーに流れたところを中谷莉奈がシュート。81分には宝田も意表を突いたミドルシュート。後半は「前に前に強く行けた」(脇阪)セレッソとしては、欲を言えば浦和を突き放す2点目が欲しかったが、それでも守備は最後まで集中を切らすことなく体を寄せて対応。「後半は受け身にならず、ボールホルダーに強く行くことができました」と米田も振り返ったように、浦和の反撃を最後まで許さず無失点で守り抜いた。2試合連続クリーンシートを達成した山下も勝利の立役者の一人。「強く行くことは全員で意識していました。ディフェンスラインは前を狙っているので、自分は後ろのケア、背後のケアを常に心掛けていました」と最後の砦としての役割を完遂した。
WE参入後、ついに公式戦で浦和から初勝利を掴んだセレッソ。しかも、こちらもクラブ史上初となるカップ戦でのグループステージ突破が決まる大きな1勝だった。チーム全員でその喜びを噛み締めつつ、タイトルへ向けた戦いはここから。「グループステージは突破できましたが、我々の力はまだまだ足りないことも多いです。まだまだ高まっていくチームだと思っているので、グループステージの最終戦、もう一度、浦和さんと戦いますが、しっかりとそこで成果を出して、次につなげていきたい」と松田監督。一戦一戦を大事に戦い、さらにチーム力を高め、4月に行われるノックアウトステージに向かいたい。