第3節
2026.2.28土
ノジマステラ神奈川相模原
笹井 一愛 (7')
笹井 一愛 (25')
2
AWAY
FULL TIME
1
相模原ギオンスタジアム
2-1
0-0
セレッソ大阪ヤンマーレディース
米田 博美 (20')
相模原ギオンスタジアム
456人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■松田岳夫監督
「今日アウェイにもかかわらず来ていただいたサポーターのみなさんに勝利を届けられなかった、勝ちたいという気持ちの部分でも100%見せることができませんでした。私自身責任を痛感しています。ゲームの入り、また中盤での構成においては、今年に入ってからのゲームでは一番思い通りにいったと思います。ただやはり相手のゴール前、自分たちのゴール前でのプレーの軽さが出てしまった試合だと感じます。ゲームが進むにつれて点差が重くのしかかってきて、自分たちが上手く展開できず、最後までリズムを取り戻すことができませんでした。なかなか一気にいろんなことは解決できませんが、スタッフ・選手含めて勝利に対しての意識を見直しながら次のゲームに臨みます」
Q:勝利に100%向かえていないというのは具体的にどの部分か、また今年一番良かったポイントはどのような点か
「コンタクトのあるスポーツと考えると、1対1の部分であと一歩踏み出せない、あと1秒速くできない、判断や思い切りのよさが後手後手になってしまっており、自信をもってプレーできていないことです。いい時間帯もあった点はボールを動かしながら相手の逆を取る、さらに出口をみつけて相手をはがしていく、攻撃の部分でのボールの動かし方や関わり方はここ最近の2試合と比較すると積極性がみられたかなと感じます。ただ連携面でうまくいきましたが、最後に相手を1対1ではがしていくことやゴールに向かう迫力を持つことにおいては、執念を感じることができませんでした」
Q:ボールを動かせてはいるが相手の裏を突く動きが少なく、相手も読みやすいプレーだったと感じますが、その点は?
「先週のリーグ新潟L戦ではまさにその点が課題でした。今日も相手が3バックでしたが新潟L戦も同じ状況でラインも比較的高かった。背後を取れず、ボールを動かすというよりはボールを持たされた形でした。構えている相手に対して自分たちが裏を取れずにいました。今日のゲームに関しては背後へのプレーは意識をさせて入ったつもりです。風が出てきた分だけ背後のボールが流れてしまった部分はありましたが、裏への意識は足りなかったと思います。原因としては思い切った飛び出しができない、振られることを嫌がって足元のプレーになってしまう、味方との関わりの中でボールを動かすことに専念してしまい、オフでの背後へのプレーが欠けたという点はあるかと思います」
Q:後半20分以降ディフェンスラインの選手がそれまでよりも糸口を見つけづらくなっていた印象がありました。相手が守備固めをしていたこともありますが、それまでの方がうまく繋げられていた印象を受けましたが?
「後半ボールを動かせていましたがシュートが無い、それは相手のディフェンスラインをはがすことができなかったことが原因です。一つ動いたのは相手とミラーゲームにしようと考えました。ディフェンスラインを最初は4枚からスタートしましたが、後半までサイドバックがオーバーラップして攻撃参加することがほとんどありませんでした。そこで後ろは3人で守らせ、前は3人でプレッシャーをかけさせました。狙いとしてはボールを動かせずに崩せないのであれば、相手の深いゾーンでプレッシャーをかけボールを奪い、ゴールに近いところで仕掛けようというところです。攻撃をして相手をはがずという発想から高い位置で守備をし奪ってゴールを目指そうという発想に切り替えました。それでもシュートまではいかなかったですが、そのために1対1の強度を高めようとしました」
選手コメント
■脇阪麗奈選手
Q:後半途中までトップ下でのプレーでしたが、どのようなことを意識して試合に臨みましたか?
「自分の良さである走力を活かして、背後に抜けるプレーや守備のスイッチになるように意識してプレーしました」
Q:今日の試合を振り返って
「相手がシンプルに背後に蹴ってくるなかで、自分がボランチに戻った時もなかなか強く行けませんでした。ボールに迫れなかったのが今のチームの現状かなと感じます」
Q:次節新潟L戦への意気込み
「先日のリーグ戦では負けているので、アウェイが続きますがもう一度全員で見直して一つ一つ積み上げていけたらと思います」
■荻久保優里選手
Q:なかなか出場機会に恵まれない今シーズンですが、今日はボランチでのスタメン出場でした。ご自身で意識したことは?
「とにかく自分の良さを出すところと、ボールを奪われたあとの切り替えの速さや1対1で負けないことを意識しました」
Q:出場にあたって監督からどのような声掛けがありましたか?
「”やるぞ!”という気持ちを見せてこいと言われました」
Q:今日のプレーを振り返って
「攻撃の面では自分が受けられるポイントがもっとあったと思いますし、改善する点はたくさんありましたが、1回もらって動きなおすプレーや、ボールをもらった時に流動的に味方の動きを見ながらポジションを取ることができたことは良かったかなと思います。守備ではもっと走らないといけないと思いましたし、切り替えの部分ではがされた後の二度追いや複数人でも奪えなかったので、そこは自分も含め練習から取り組んでいきたいと思います」
■米田博美選手
Q:今シーズン初得点となりました。得点シーンを振り返って
「コーナーキックでは自分自身狙っていたところもあったのと、練習からいいボールがあがってきていたので、絶対に自分のいたニアに来ると信じていたので、来たボールに当てるだけでした」
Q:今日は強風もあり難しいコンディションでの試合でした。センターバックとして意識したことは?
「後半は風下になり難しかったですが、自分たちの良さである前への推進力を活かしてできるだけ前でボールを保持したくて大きく蹴っていました。そこから失っても前線からプレスにいこうというハーフタイムの指示もあったのでそこを狙っていました。ゴール前にボールを入れたかったのですが、うまく行かなかったことが改善点です」
Q:次節新潟L戦への意気込み
「カップ戦、またアウェイゲームが続く中で、まずは自分たちがやらないといけないことをもっと明確にして、うまく行っていないことばかりに目を向けるのではなく、うまく行っていない時だからこそ自分たちが出来ることがもっとあると思うので、そこをこの一週間みんなで話し合って、次は勝って、今の悪い状況を変えられたらいいなと思います」
今季4度目のノジマステラ神奈川相模原戦は米田博美のゴールで一度は同点に追い付くも、1-2で惜敗。クラシエカップの連勝は2でストップ
2025/26 SOMPO WEリーグ第16節・アルビレックス新潟レディース戦から中6日。舞台をカップ戦に移し、セレッソ大阪ヤンマーレディースは2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ第3節・ノジマステラ神奈川相模原戦に臨んだ。先発は新潟L戦から5人変更。宝田沙織が欠場した中盤は荻久保優里が先発し、宮本光梨とダブルボランチを組み、脇阪麗奈がトップ下に入った。
開始1分、中央でパスを受けた和田麻希が反転して前を向き、ドリブルで運んでゴール前にパス。DFにカットされたこぼれ球を荻久保が遠めの位置からロングシュート。前半は風上に立ったセレッソが前に出る。ただし7分、四本帆夏がボールを失いN相模原にショートカウンターを受けると、背後に抜け出された笹井一愛に先制点を決められた。10分にはFKから相手のヘディングがクロスバーに当たる場面もあったが、失点以降は相手の裏を突いて立て続けにCKを獲得すると、19分、同点に追い付く。脇阪のキックに中央で合わせたのは米田博美。ヘディングでネットを揺らした。早い時間に追い付いたセレッソは、なおも前線で田子夏海や和田がキープしてCKを獲得。逆転ゴールを目指して攻勢を強めたが、25分に失点。自陣左サイドからのクロスにGK名和咲香が飛び出すもボールに触れず、背後で構えた笹井にヘディングを決められた。前半は悪くない形で試合に入りながら、直近の新潟L戦と同様、ゴール前でクロスをはね返す力やシュートをブロックする粘り強さに欠けた。その後は36分、再び脇阪のCKから決定機。ファーに流れたところを荻久保がダイレクトでシュート。しっかりと枠に飛ばしたが、相手GKの好セーブに阻まれて、前半は1-2で折り返した。
風下に立った後半。最初のシュートはセレッソ。FKのセカンドボールを拾い、宮本のクロスに米田がヘディングで合わせたが、惜しくも枠を外れた。その後も相手ゴールに迫るシーンは作るもシュートには至らない。55分に最初の選手交代。荻久保に代わり浅山茉緩が入り、田子と2トップを組んだ。57分には四本のフィードを中西ふうが落とし、最後は脇阪がシュートを放ったが、クロスバーを越えた。後半も立ち上がりから相手陣でプレーしたのはセレッソだったが、前半と同様、笹井に背後を取られて決定機を作られる場面もあった。
64分、和田に代えて新井萌禾、79分には中西と四本に代えて高和芹夏、筒井梨香を投入した松田岳夫監督はシステムを3バックに変更。今節は3バックで試合に入っていたN相模原に対し、「ミラーゲームにして相手の深いゾーンでプレッシャーをかけてボールを奪い、ゴールに近いところで仕掛ける」(松田岳夫監督)狙いで試合終盤を戦ったが、ボールを取り切ることはできず、後半はなかなかゴール前にボールが入らず1-2で試合終了。クラシエカップのグループステージ連勝は2で止まり、ウィンターブレイク明けは公式戦3連敗となった。
「ゲームの入り、中盤での構成においては、今年に入ってからのゲームでは一番思い通りにいったと思います。ただ、やはり相手のゴール前、自分たちのゴール前でのプレーの軽さが出てしまった。ゲームが進むにつれて点差が重くのしかかり、最後までリズムを取り戻すことができませんでした」と試合を総括した松田監督。開幕当初にリーグ戦5連敗を喫した時期もあったが、そこからチームは昨年末にかけて上昇していったが、ここに来て再び調子は下降気味。ただし、「うまく行っていないことばかりに目を向けるのではなく、うまく行っていない時だからこそ自分たちが出来ることがもっとあると思う」と米田。「そこを次の一週間みんなで話し合って、自分たちがやらないといけないことをもっと明確にして、次は勝って、今の悪い状況を変えたい」と前を向いた。リーグ戦ではホーム、アウェイとも1-3で敗れた新潟Lにリベンジを期すべく、チーム全体でこの状況を変えていきたい。