第15節
2026.2.15日
RB大宮アルディージャWOMEN
西尾 葉音 (17')
1
AWAY
FULL TIME
0
NACK5スタジアム大宮
1-0
0-0
セレッソ大阪ヤンマーレディース
NACK5スタジアム大宮
4,049人
ギャラリー
MATCH REVIEW
監督コメント
■松田岳夫監督
「アウェイゲームにもかかわらず応援していただいたサポーターの方に勝利を届けられなかったことが非常に残念です。久しぶりの公式戦というところでゲームの入りは固さがありました。どうしても長いパスに頼り、スピードを上げすぎ、自分たちのリズムを作れなかった。縦に速い相手に対してスピードとパワーで対抗しようとしてしまった。試合前にその部分は伝えましたが、なかなかこういう雰囲気のなかでプレーに反映することができなかったのが前半の流れでした。後半は交代選手も含め徐々に自分たちのリズムを作れたという意味では、多少公式戦に対する慣れも出てきたのかと思います。スタートからこういう形で展開できていればまた違ったゲームになっていたと思いますが、これが今の自分たちの力だと思っています。高めなければいけないところはたくさんありますが、いくらボールを持っていても相手のゴールを奪えなければこういう結果になる。そういう意味では、やはり点を取るところにもう一度フォーカスして次のゲームに臨んでいきたいと思います」
Q:皇后杯でベスト4まで進み、その後約2ヵ月中断期間となりましたが、中断期間中に積み上げたものが今日の試合で発揮されたか?
「時間の経過とともにやりたいことは少しずつ表現できるようになってきましたが、プレッシャーの中で出来ているのかと考えると、そこの積み上げは今日のゲームでは見ることはできませんでした。その力があるのに出せないのか、あるいはまだ身に付いていないのか、それは今後明確になるだろうと思っています。現段階では出せなかったという事実だけが残るゲームになりました」
Q:松田監督は就任1年目でまだチームを作っている段階かと思いますが、前期を終えて後期に向かう今、積み上げなくてはいけないポイントは?
「サッカーは相手あってのものなので、当然相手の良さを消すという部分もありますが、やはり自分たちが主導権を持ってゲームがしたいと考えると、もう少しボールを動かす時間を増やしていきたいし、そのためには一人ひとりの関わり、いい距離感をもっていきたい。中断期間中はその部分を意識して高めてきたつもりでしたが、一気に解決できない課題であるという印象です。自分たちを見失って相手のペースにはまってしまう、苦しくなればなるほどそういう部分は見られますし、それが実力といえば実力ですが、そういう部分を解決していかないと勝点3は取れないのかなと感じています」
選手コメント
■筒井梨香選手
Q:今季リーグ戦初のフル出場となりましたが、試合を振り返って
「イージーミスが多かったので修正していきたいですし、中断期間もあって公式戦が久しぶりだったこともあり、緊張してしまい声があまり出せなかったので、もっと声を出して士気を高められるようにしたいです。もっとチャンスメイクできるように頑張ります」
Q:1点が遠かったものの、試合前の取材で言っていた『テンポの良いボール回し』で相手を脅かすシーンも多々見られました
「前半はあまり自分たちのリズムでボールを回せず、全員が硬かったのか距離感も遠く、やりたいサッカーができていなかったです。後半は自分たちのリズムに持ってこれましたが、最後の決定力の部分で、必ずシュートで終わることをチーム全体で心掛けていきたいです」
Q:次節新潟L戦への意気込み
「2/21は大阪府民招待デーでたくさんのお客様が来てくださると思うので、絶対に勝つというところと、1対1で負けず攻守の切り替えも早くする、個人的にはイージーミスを無くし、店舗の良いボール回しで保持し続け、圧倒して勝てたらと思います。頑張ります!」
■脇阪麗奈選手
Q:今日は後半戦初戦ということもあり難しい試合だったと思いますが、試合を振り返って
「相手がしてくることは予想していましたが、クロスでやられてしまい、難しい試合展開になってしまいました」
Q:昨年末は皇后杯ベスト4やI神戸戦など、いい状態で中断期間に入ったのかなと感じますが、中断期間中に特に意識していたことと、それが出せたのか?
「攻撃の面ではゴール前でのプレーやボールを繋ぐことに専念していましたが、相手のプレッシャーも受けながらなかなか自分たちのやってきたことが出せず、最後までそれが続いてしまった印象です」
Q:先日白垣選手の海外移籍に伴う離脱が発表されましたが?
「うのが抜けたことで他の選手にチャンスが回ってきたということなので、プラスに考えていきたいですし、うのは元気な性格だったので、そういった選手が試合の中でも抜けてしまうことは難しい点もありますが、他にもそういった選手がどんどん出てきてくれたらと思っています。自分も含めて更に引っ張っていかないといけないと感じています」
Q:今後新潟Lやマイ仙台など順位の近いチームとの試合が続きます
「今日も落とせない試合でしたがこういう状況になってしまったので、もう一度自分自身も振り返って、やってきたことを出していき、ひとつずつ積み上げていけたらと考えています」
■米田博美選手
Q:今日の試合を振り返って
「狙いとしては自分が高い位置を取って攻撃に繋げるポジショニングを取ることを意識していましたが、相手によってもっとポジショニングを変えていかないといけないと感じました」
Q:中断期間中はどのような点を意識してトレーニングしていましたか?
「サイドバックが大事になるというのはずっと言われていて、攻撃面でも守備面でもハードワークすることはチームの勝利に繋がると感じていましたので、この中断期間ではビルドアップのポジショニングの部分を意識していました」
Q:今日の試合で難しかった点や、予想外だった点は?
「高い位置を取ることで、(筒井)りこさんとの距離が遠くなってしまいました。(和田)麻希が下がってきてくれて、前向きに受けられた点は良かったですが、りこさんの選択肢が減ってしまったので、自分が戻って中を見ることができたら良かったと思います」
Q:次節以降に向けて
「1試合1試合落としてはいけないと思うので、目の前の相手に対して負けないことを意識して、勝点3を全員で獲っていきたいと思います」
Q:白垣うの選手が海外挑戦のためチームを離れましたが、明るい性格の白垣選手がいなくなったことで感じた部分は?
「やはり寂しい気持ちはありますが、ステップアップして頑張ってきてほしいし、『うのがいなくなったから』と思われたくないので、うのが離れたからこそ自分たちも頑張るという気持ちでいます」
■池田柚葉選手
Q:WEリーグデビューとなりました。率直な感想を教えてください
「デビューできたことは嬉しいですが、自分らしいプレーは出せなかったので、もっと練習から意識して取り組んでいきたいです」
Q:監督からはどのような声掛けがありましたか?
「自信をもって点を決めてこい!と言われました」
Q:これからWEリーグで活躍するために伸ばしていきたい点は?
「もっと相手と戦ってがむしゃらにプレーし、点を取っていきたいと思います」








2025/26 SOMPO WEリーグ再開初戦。敵地でのRB大宮アルディージャWOMEN戦は、果敢にゴールに迫るも得点が奪えず惜敗
約2ヶ月間のウィンターブレイクが明けて再開された2025/26 SOMPO WEリーグ。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、敵地・NACK5スタジアム大宮に乗り込み、RB大宮アルディージャWOMENとの第15節に臨んだ。CBに入った筒井梨香はリーグ戦では今季初先発となった。
立ち上がりは一進一退の攻防が続いた中、最初にチャンスを掴んだのはセレッソ。7分、右サイドハーフで先発した和田麻希が巧みなタッチで相手を交わして前を向くと、そのままドリブルで運んでスルーパス。百濃実結香の落としを受けた宝田沙織が走り込んで左足でシュート。流れるような崩しからフィニッシュを迎えたが、わずかにポスト右に外れた。9分には大宮にクロスからチャンスを作られたが、ここはGK山下莉奈が好セーブで守る。11分にはセレッソに決定機。右サイドを崩して和田がドリブル。クロスに逆サイドで合わせたのは百濃。枠を捉えたヘディングシュートを放ったが、大宮GK福田史織のビッグセーブに防がれた。互いに攻め合い、ゴール前のシーンが多いスリリングな展開で幕を開けた試合は17分、スコアが動く。大宮の左サイドからのライナー性の速いクロスに対し、中央で西尾葉音にヘディングで合わせられ、ネットを揺らされた。クロス、シュートとも相手を褒めるべき得点ではあったが、その前に起点を作られた場面で潰しておきたいシーンでもあった。決して悪い入りではなかったセレッソは22分にも和田、田子夏海が連続してシュート。37分には脇阪麗奈のパスから背後を取った浅山茉緩がクロスを上げて獲得したCKからチャンス。宝田の低くて速いキックがファーに流れたところに中谷莉奈が飛び込んだが、シュートはDFにブロックされた。39分にもチャンス。浅山がキープして右サイドへ展開。高い位置を取った右サイドバックの米田博美が縦に突破してクロスを上げると、ファーで脇阪が折り返したが、ゴールとはならず。序盤から攻守の切り替えが激しい試合は前半、セレッソが相手ゴールに向かうシーンを多く作ったが、ワンチャンスを大宮に決められて、1点ビハインドで折り返した。
両チームメンバー交代なしで迎えた後半は立ち上がり、勢いよく前に出てきた大宮に対し、セレッソは受けに回る時間もあったが、ここをしのぐと53分、田子がやや遠めの位置から思い切ってシュート。ウィンターブレイク前、最後の試合となったINAC神戸レオネッサ戦では、ハーフェーライン付近から放ったロングシュートによるゴールが「11・12月度のWEリーグ月間ベストオフェンス賞」に選出された田子。どのレンジからでも狙える自信をこの試合でも感じさせた。ここからセレッソが敵陣でプレーする時間を増やすと、56分には百濃がペナルティーエリア内に進入。相手DFのタックルに倒されたが、笛は鳴らず。60分には百濃のインターセプトを起点に田子がキープし、田子のパスを受けた宝田がドリブルからシュート。試合前、「流れの中での崩しも積極的にいきたい」と話していた宝田。まさにこの場面ではDFに囲まれながらもフィニッシュに持っていく力強さを発揮したが、惜しくもポストに当たって同点とはならなかった。直後の61分に最初の選手交代。脇阪に代えて新井萌禾を投入。65分にはその新井が背後に飛び出してゴールに迫るシーンもあった。77分にも和田が右サイドから中央へ入り、左足でシュート。何とか追い付きたいセレッソは81分、四本帆夏と同じ高校1年生、育成TOP可選手のFW池田柚葉を投入。池田にとってこの試合がWEデビューとなった。田子と2トップを組む形でピッチに入り、何とか爪痕を残したかったが、終盤は選手交代を機に大宮が再び前への圧力を強める。それでも2失点目は防ぐと最終盤はセレッソが再び敵陣に迫ったが、この試合では最後までネットを揺らすことができず、0-1で試合は終了。終始、果敢に戦う好ゲームを演じたが、スコアだけが足りなかった。
大宮のプレスをかいくぐる場面も多く、試合の主導権という部分では大半の時間帯で握っていたセレッソだったが、「いくらボールを持っていても相手のゴールを奪えなければこういう結果になる。そういう意味では、やはり点を取るところにもう一度フォーカスして次のゲームに臨んでいきたい」と松田岳夫監督。ホームに戻って迎える次節・アルビレックス新潟レディース戦は“大阪府民招待デー”と銘打ち、集客にも力を入れている。大勢のサポーターの前で勝利を届けるべく、チーム一丸で挑む。