第2回戦
2025.11.15土
セレッソ大阪ヤンマーレディース
オウンゴール (61')
浅山 茉緩 (93')
白垣 うの (110')
3
OTHER
FULL TIME
1
J-GREEN堺S1メインフィールド
0-0
1-1
オルカ鴨川FC
松尾 菜月 (65')
J-GREEN堺S1メインフィールド
ギャラリー
監督コメント
選手コメント
■浅山茉緩選手
Q:今日の試合を振り返って
「とりあえず勝てて良かったという気持ちと、まだまだ自分たちの力を出し切れていなかった試合でもあったかなと思います」
Q:前半なかなか押し込んではいるものの主導権を握り切れずという展開のなか後半からの出場となりましたが?
「背後を狙おうとは思っていたのですが、チームとして背後への抜け出しや足元を抜くことが後半もうまく出来ず、そういう中で間でどんどん受ける選手が出てきたり、自分は背後への抜け出しが得意なので、もう少し周りを見ながらみんながやっていく必要があったかと思います」
Q:しっかり守って、この試合に懸けてくるような相手となかなかリーグ戦では戦えませんが、難しさはあったか
「相手は最初から前からガツガツ来たり、カウンターを狙ってくることは分かっていましたが、なかなか引いている相手を崩し切れなかった。もう少し相手を寄せて練習でやっているようなワンツーだったり、崩しを出していきたかったですが全然できなかったので、難しいゲームになったかなと思います」
Q:延長戦に入った直後のPKシーンについては
「なっちゃん(田子)とは、何も言わなくてもお互いの役割は分かっていて、その中で私が背後を取るタイミングでなっちゃんがボールを出してくれて、シュートまではいけなかったですが練習していた一つの形だったので、そこから点が取れたことは良かったです」
Q:PKを誰が蹴るのかと思っていました
「自分で蹴りますとも言っていなかったですが、他の誰かが蹴るという感じではなかったので、蹴っていいのかな?と思って蹴りました(笑)公式戦で蹴らせてもらうことが初めてだったので、緊張よりは楽しめました。最後までGKを見ながら逆をうまく取れたので、決められて良かったです」
Q:PKの後は相手の疲労もあってこちらの時間帯が続きましたが
「もう1点取りに行くというところは全員が共通していたので、そこは良かったかなと思います」
■白垣うの選手
Q:一発勝負で1つ勝つことは大変だと痛感したゲームでしたが、率直な感想は
「90分でしっかり勝ち切ることができなかったのは、チームとしても個人としても改善していかないといけない点だと思いました。こういう厳しい展開になるからこそ、しっかり決めきるところ、シュートを打つところ、守備でも負けないこと、相手の動きを予測して対応するところをしっかりしていかないといけないと思いました」
Q:前半はボールこそ握っていましたが、シュートシーンが少なかったり真ん中が使えなかったりと相手の守備に苦しんだ部分もありましたが、その中でも後ろでボールをフリーで持っていたシーンも多くみられました
「相手のラインも高かったので背後を狙うことは予測していて、背後や押し込んだ時にクロスを上げるのではなく、自分がフリーで上げたほうがこぼれ球を詰めることができるのではと意識していました」
Q:遠目からのシュートもありましたが?
「やっぱり打たないと入らないですし、打つからこそチャンスはあると思います」
Q:3点目のシーンを振り返って
「練習でもニアを狙っていこうと話していて、WEリーグでも決められていなかったことは悔しかったので、今日決められて嬉しかったです」
Q:途中出場で入ってきた相手のFWはスウェーデン出身選手でしたが、マッチアップしてみて?
「結構ガツガツ当たってきました。強くて速いのは外国籍選手の特徴なので、奪いきれなかったというか体を入れきれなかったことは改善しないといけないですし、これからの自分に活かしていきたいと思いました」
Q:試合を通して守備の部分では安定していたと思うが
「りこさん(筒井)やほのか(四本)とも声を掛けあって、チャレンジ&カバーはしっかりしようねと話していました。ロングボールを蹴られてもしっかり全員戻れていたし、セカンドボールにも反応できていたかなと思います。前で攻撃しているからこそのリスク管理はもっと徹底していかないといけないと感じました」
■松田岳夫監督
Q:死闘と言いますか、簡単には勝たせてくれませんでしたね
「やはり初戦の難しさはありますが、我々の力はまだまだこの程度。相手は上のカテゴリに勝ってトーナメントを上っていきたいという気持ちを前面に出してきます。それに対して我々は気持ちの面では負けていました。それでもしっかり相手を見て、逆を取れて、自分たちのサッカーができれば本物でしたが、まだまだそれができない事が分かったことが今日の一番の収穫でした」
Q:延長戦こそ体力の差が出ましたが、90分の中で言うと相手を剥がしながら崩すシーンがなかなか作れなかったが?
「体力的には我々はトレーニング量も相手より多いでしょうし、相手が疲れてからやっと自分たちのプレーができるようになりました。本当にそれが今の我々の実力だということをしっかりと把握しないといけません」
Q:普段のリーグ戦とは違う選手も出場していましたが、そういった面で実力を出せなかった部分もある?
「結果的にはそういう選手がノッキングしていた部分もありますが、そういった選手にチャンスを与えたというよりは、普段のトレーニングで表現できていることをそのまま出してくれというつもりで起用しました。それは全ての選手に言えることですが。本当に色々な選手にチャンスをあげたいとは思っていましたし、残念ながら今日起用できなかった選手もいるので。普段出場機会がない選手にとっては苦しいゲームだったし、それでも勝てたということは唯一のプラス材料なので、少しほっとしています」
Q:少し自分たちで試合を難しくしてしまった側面もある?
「そうですね、最初にスピードやパワーは我々と変わらないよという話はしていました。じゃあ我々は相手よりも何ができるのかと。それはもしかしたらボールを持ちながら相手を見て逆を取ることだったり、相手を引き付けてスペースを意図的に作ったり、ボールを動かす、相手を動かす、自分たちの人の流れを作る。そこはずっとこだわってきたところなので、それが相手との違いだという話はしましたが、どうしても向かってくる相手に対してスピードコントロールができず、相手を剥がすプレーができませんでした。前半は外回りだけにボールが動いて真ん中で受けられず、受けても外にしか運べませんでした。ゴールが遠いクロスでしか狙っていけない、そこは今日一番苦しんだ原因だと感じます」
Q:前半は裏への抜け出しも少なかったが
「そうですね。後半に裏へ抜けられる選手を増やしたのですが、前半はどうしても足元になりがちになっていました。やはり背後を狙うのは大事ですが、外回りから裏を狙っていたので、真ん中に侵入できなかったことは裏を狙う部分でもプラスになれませんでした」
Q:選手層やチーム全体のことを考えると、前半のメンバーで一つ崩したり形作ってということができれば良かったが
「イメージだけは自分たちはできると思っていたかもしれませんが、それができなかった。足りないものがあるんだよというのをそれぞれが感じて欲しいし、いい教訓になったゲームだったのかなと思います。あとはサポーターの皆さんの後押しが一番ありがたかったです。最後まで応援していただいて、そのおかげで勝てたと思います」